4月17日より開設いたしました、街のファッションスケッチ集サイト『街角ファッションショー』。
★リンクはこちら!→ www.fashion-show.boh-bo.com★
各年の「会場」では、ピアニスト・青木陽香さん作曲の、街角ファッションショーのテーマ『Lights of The Street』をお聞きいただけます。
画面上部、右肩にある再生ボタンを押していただくと、曲が流れ始め、演奏が終了すると自動でループ再生されます。
曲のタイトルには素敵な想いが込められていて、青木さんいわく、
「女性のファッションが主役の『街角ファッションショー』。 タイトルの『Lights of The Street』には、道行く女性一人ひとりが街の灯りである(あえて複数形で)という意味と、新型コロナウィルスで暗澹としたこのご時世が、早く良くなるようにという希望を込めました」
とのことです。
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曲を作っていただくにあたっては、『街角ファッションショー』のイメージを維持しながら、テンポや曲調の異なる、いくつかのバージョンを作っていただきました。
どれもそれぞれ「イイところ」があって、かーなり迷いましたけれど、決定稿となったバージョンの曲調からは、「おしゃれな街中を歩いているイメージ(ウインドウショッピングなんかもしてる感じ!)」が自然とふわわっと湧いてきて、この作品群にぴったりな感じがしたのでした。
さて、ひとつのバージョンに絞れたから「めでたしめでたし!」だったかというと、そうではないのです。興味深いことに、同じ曲でも、例えば目をつむりながら「1曲として完結しているものを聞く」のと、絵をみながら「ループしているものを聞く」のとでは、感じ方が違うのでした。
完結した1曲というのは、その中に、起承転結など様々な「ドラマ」があり、それを最初から最後まで味わうことで満足になります。
対して、絵を見ている間、ずーっと流しておきたい曲というのには、大きな起伏や「物語性」は少ない方がいいみたいでした。
前者は聴覚を活用しながら曲自体を楽しむものですが、後者は目と耳から受け取る情報のバランスが大切で、絵とあいまってひとつの「空間」をつくることが目的ということかもしれません。
そんな訳で、青木さんには「ループ再生される」「絵を見ながら聞く」ことをベースに、テンポや音の厚みなどを変えて、さらにいくつものバリエーションを練っていただいたのでした。
その過程で生まれたアレンジ(アコーディオンや打楽器は、この辺りで加わりました)には捨てがたいものがたくさんあり、最終的に、
・2019&2020年(投票もできる最新のスケッチたち)会場
・2017、2018年の過去のスケッチ会場
・プロフィールページの「制作動画」の曲
で、それぞれ異なる『Lights of The Street』をお楽しみいただく…という仕掛けになりました。
いろいろなお願いをこなしながら、とてもとても素敵な曲を作ってくださった、青木さん、ありがとう…!!!
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長々と舞台裏をお話ししましたが、
ここで改めて、様々な『Lights of The Street』をお楽しみいただけたら幸いです。
以下に、それぞれのページのリンクを掲載しましたので、ぜひ、いらしてください。
・2017、2018年版『Lights of The Street』(街角ファッションショースタートということもあり、とてもシンプルです)
→2017年会場に行って聞いてみる
・2019年&2020年版『Lights of The Street』(今回のメインです。先のバージョンよりも装飾音などがつき、より華やかです)
→2019年会場に行って聞いてみる
・制作動画版『Lights of The Street』(アコーディオンやパーカッションが加わり、曲のストーリーをお楽しみいただけます)
→制作動画を見ながら聞いてみる