少し前から同ブログでも取り上げております「七十二候(しちじゅうにこう:1年を72に分けた昔の暦)」。
10〜14日までは「鴻雁北(こうがん かえる)」ということで「ガンが北へ帰る時期」でした。
さて、15日からは「虹始見(にじ はじめて あらわる)」が始まりました。
文字通り、「虹が初めて出る頃」という意味です。
虹というのは、空気中の水滴に太陽の光が屈折・反射して起こる自然現象だそうで、その色の構成は、日本では一般的に「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」の7色と言われています。
2013年の関東地方・わが家の近くはといいますと、ちょっと早めの4月7日に虹が見えました。
お天気雨の降る気持ちの良い午後で、空気も爽やか、虹もきれいと、何とも言えない贅沢気分になりました(笑)
家に帰ると母も父も「虹、見た?」「虹、出てたんだよ?」と大盛り上がり。
虹って、人を楽しい気分にさせてくれるんだな〜なんて思ったんですけれど、その昔、虹の正体が解明されるまでは「悪い兆し」と見られる事も多かったとか。
確かに、空中に七色の帯が突然現れたら、ビックリしますよねぇ。
「虹始見」は19日まで!20日から24日までは「葭始生(よし はじめて しょうず)」。
葭(「よし」または「あし」)が芽を出す頃だそうです。
*また、1年を24に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」も変わりまして、「清明(せいめい)」から「穀雨(こくう)」となります。意味は「穀物を潤す恵みの雨がふる頃」だそうです。