先日、電車に乗っていた時のコト。

大きな銀色の袋を持った女の子が乗ってきました。
「あの袋の中、でっかいキャンバスか何かだぞ…！」という直感がアタマの中をよぎりました。

見た目にもアーティストっぽい雰囲気をたたえたその子は、席に座るとＡ5サイズのノートを取り出しました。
そして、前を「ちらり、ちらり」とみながら、ペンを走らせ始めたのです。
間もなくノートの上には、カノジョの向かいに座っている人の姿が現れました。

毎日スケッチに行きますが、「同業者」にはあまり出会いません。
なんだか親近感が湧いてきて、うれしくなって、僕もスケッチブックを広げました。

スケッチは楽しいですが、人を描く時はどうしても緊張しますね。
ふと、相手がこちらを向いて目が合ってしまうと気まずい雰囲気になりますから、適度に視線を動かしたり、間を置いたりして観察します。
おかげさまで絵だけじゃなくて、目をそらすのも上手くなりました（笑）

特に何かしゃべった訳ではないですけれど、同じ駅で降りたその女の子、お互いまた絵が上手くなってお会いしたいものです！